赤面恐怖症

社会恐怖症とは?醜形恐怖症とは?

社会恐怖症とは、対人恐怖症とかあがり症とか呼ばれる症状を指します。大勢の前に出る時に緊張するようなことは誰にでもあることですが、激しい発汗や動悸、吐き気などを伴うほどその症状が酷かったり、または、少人数や個人対話でも同様の症状が出てしまうこともあります。様々な恐怖症の中でも比較的多く見られる恐怖症で、高齢になってから発症することもあるのが特徴です。主な原因は、人前で失敗したり、恥ずかしい思いをするのではないかという不安が徐々に大きくなり、次第に失敗への恐怖から人前に出ることそのものの恐怖へと変化していくと言われています。人が考える以上に本人は深刻に悩むことが多く、自殺を考える人も多いため、早期の治療が必要でしょう。
醜形恐怖症とは、自分の外見に対するこだわりが強く、自分の美醜に極端に悩んでしまう症状です。実際には、特に他人から見て醜く受け止められる要素は全くないことがほとんどで、場合によっては人並み以上の美しさを持っている人も多いのが特徴でしょう。自分は醜いと思い込んでしまい、整形や過剰なダイエットを繰り返したり、最終的には人前に出られなくなり、引きこもってしまう人も多い病気になります。自分が醜いというのは、極端に高い理想に基づいた結論であったり、世間一般の基準に関係ない自分の価値観や思い込みに過ぎないため、周りでどんなに「美しい」と伝えても本人には伝わらない難しい病気です。